Keiです。

今回は、株式会社ナンバーの有馬温(ありま ゆたか)さんの、

「ABS(有馬ビジネススクール)」

という無料オファーについて、私なりの視点で色々と調査してみました。


ABS(有馬ビジネススクール):
http://number-seminar-p.net/p-abs/


結論を先に言えば、株式会社ナンバー自体が大分怪しいので、ABS(有馬ビジネススクール)への登録も止めた方が良いと私は思います。


そして更に、ABSのレターの中には虚偽と思われる記述を複数発見する事ができました。


以下では、その証拠や根拠について具体的にお伝えしたいと思います。

有馬温(株式会社ナンバー)のABS(有馬ビジネススクール)について


有馬温さんのお届けするABSの実績は、そこら辺に存在する無料オファーを遥かに上回っています。


LP(ランディングページ)の文章を鵜呑みにするなら、

・過去の生徒200名の内、188名が1億円以上を稼ぐ
・200名が受け取った報酬の8595万円


という凄まじさであり、直近のABS第4期の成果は以下のようになっています。

これはにわかには信じられないぐらいの圧倒的な成果であり、50名の中で最も少ない人でも1億円以上、最高で3億580万円を稼いだそうです。


「いやいや、1億円なんて無理でしょ!」


という多くの人が抱く疑念に対しても、謎の統計データを持ち出して

これまで4回開催されたNBSでは200名の生徒のすべてが8000万円以上の収益を手にいれることに成功しています。安心してご応募ください。


と、大きな自信を見せてくれています。


ちなみに上記の実績は“第三者機関”によって証明されたものであり、虚偽でない事も強調されています。

※本実績は第三者調査機関 Wesco.Co.Ltd に提出し証明されている実績になります。虚偽の数字ではないことをお約束します。


私はこういった“いかにも”な文言を見ると裏付けを取りたくなる性質なので、「Wesco.Co.Ltd」について調べてみたところ、実際この会社は存在する事が確認できました。


>株式会社ウエスコ


ただこのウエスコという会社、有馬さんのABSの実績を調査するような機関ではなく、ホームページには「総合建設コンサルタント」と書いてあります。


もちろん業務内容も建設関連のものとなっていて、ウエスコさんのホームページではこのように説明されています。

道路・鉄道・橋・港湾・空港などの交通インフラや、電気・ガス・上下水道などのライフラン、ダムや堤防・防波堤などの防災施設など、私たちの生活はさまざまな社会資本によって支えられています。このような公益性の高く、皆さんの安全・安心なくらしを支える施設・環境を「社会資本」といい、私たち「総合建設コンサルタント」は、「社会資本」の整備において、主に官公庁などの公的機関から発注を受け、計画・調査・設計・施工管理・運営に関わる技術的なコンサルティングを行っています。

引用:建設コンサルタントとは


まずこの時点で、有馬さんが何故株式会社ウエスコにネットビジネススクールの実績を提出しようと思ったのかサッパリ分かりませんし、その「証明された実績」をABSのレターの中で紹介しなかったのか理解に苦しみます。


私も最初は疑いの目を持たずに「マジかABSすげーな」と思っていたのですが、ウエスコを調べた時点で

「ABSの実績エアー説」

を疑い始めました。


要するに、「この人嘘ついてんじゃないの?」って事です。


さて、とりあえずABSの判断は一旦保留しておいて、ABSの中で有馬さんが一体何を教えてくれるのかを見てみます。


すると、レターの中ではこのように説明されています。

講師の有馬が自らの経験に基づきお金を作るノウハウをお教えすることにより、みなさんに学びながら資産形成をして頂きます。ご自身の好きな時間に好きなだけ収入を手に入れてください。毎月希望の日時に収入のお振込みを受け取ることができます。


物凄く内容がフワッとしていて、何をして稼ごうというのかが全く分かりません。


有馬さんが自らの経験に基づいて色々と教えてくれるそうですが、有馬さん自身の実績も凄すぎて、何が何だか・・・という感じです。

2006年:
この年を節目に某大手百貨店のコンサルティング事業を行い年間売上33億円を伸ばし、それをきっかけに他業種からも依頼が殺到し人生の転機となる。過去にコンサルティングした企業は某大手百貨店・不動産業・大手家電量販店・大手飲食チェーン・芸能界・ラジオ局等を手掛ける。

2009年:
中国瀋陽市の市長と三大貴族のうちの1つである李一族の総裁との出会いから中央政府の議員・軍関係・中国アウディの会長・マリオットホテル・シェラトンのオーナー・某百貨店・アパレルブランド等のコンサルティングを手掛けてきた。

2013年:
中国中央政府と自民党の某議員とのパイプをつくり日中間の外交コンサルティングを行う。化粧品メーカー・飲食店・家電メーカー・IT企業などの中国進出を手掛ける。


なんかよく分かりませんが、有馬さんは2015年には約3億8000万円を稼ぎ、保有資産額は約82億円に及ぶんだとか。


単純計算すれば、有馬さんは37歳らしいので、1年に4億円ずつ資産を増やしていったと無理矢理仮定すると“20年”で約80億円の資産にはなります。


しかし、そうすると有馬さんの年齢が17歳になってしまい、「中学を卒業後、二十歳まで何も考えずに遊び」という文章との辻褄が合わなくなります。


そもそも有馬さんの人生の転機は2006年ですから、そこから計算するとわずか10年程度で約80億円もの資産を築いた事になってしまいます。


単純に10で割るだけでも年8億円になるはずですが、それにも関わらず、有馬さんの2015年の年収は3億8000万円に過ぎません。


色々と数字がおかしな事になってますね(笑)


そもそも、有馬さんの年収が3億8000万円なのに、ABS参加者の中に1年で3億円を稼げた人がいるというのが全く納得できません。


有馬さんがそれだけABS参加者を「稼がせる」事ができるのであれば、自分自身の会社で人材を育成した方がはるかに効率的ですし、メリットが大きいはずです。


なにせ、ABSの1期から考えれば200名中188名が1億円以上を稼いでいるわけです。


単純に掛け算するだけでも、188億円もの収入を有馬さんは“稼がせた”事になります。


仮にその収入を数年に渡って稼ぎ続ける事ができるなら、それこそ信じられないスピードで有馬さんは自身の保有資産を膨らませる事ができているはずです。


なのに、何度も言うように有馬さん自身の稼ぎは約3億8000万円。


何でこんなに非効率的な事をやろうとするのか、私には全く理解ができません。


というわけで、最も辻褄が合う考え方をするならば、

「有馬温さんはABSの実績において嘘をついている」

というのが可能性としては最も高いのではないかと私は思います。

ABS(有馬ビジネススクール)の怪しい点


ABSのレターの中では、直近のABS4期生である「戸城浩生」という23歳男性の声が紹介されています。


戸城さんは1億4000万円を稼いだとの事で、何とも凄まじい実績です。


で、この戸城さんはちゃんと顔写真まで用意されているので一見すると信用できそうに見えるんですが、


これって実は「PIXTA」という素材サイトで配布されている写真の1つです。


※「居酒屋」ってタイトルが付いてます。
また、戸城さんの声と一緒に掲載されているHUMMER・H2の画像も同様で、

Wikipediaなどで全く同じ画像を発見する事ができます。

戸城さんのHAMMER・H2の写真が何故かWikipediaに勝手に掲載されたって考える事もできなくもありませんが、それよりも

「実績者の声を捏造する為に適当な画像を拾ってきて加工した」

と考えた方が自然だと思います。


この手の「適当な拾ってきた画像を加工した」というのはもう1人の実績者である伊芸裕美子さんにおいても同様です。


「沖縄旅行の時の写真」として以下の素敵な写真が掲載されているものの、

やはり画像検索すると、同じ画像が複数サイトで引っかかります。

年収1億円以上を達成したのに旅行写真をどこかから適当に持ってくる必要性なんて全くありませんので、こういったところからも“実績エアー説”が真実味を帯びてきますね。

「メディアに取り上げられた実績」の胡散臭さ


ABSは新聞やテレビなどのメディアにも取り上げられた実績があるらしく、レターの中には例えば以下のようなWebメディアの画像が紹介されています。


しかしよく見ると、これも非常に怪しい。


例えば、右側のホームページはどう見ても「東洋経済ONLINE」のページであり、記事の執筆者も「東洋経済記者」と書いてあります。


しかし、何故かその記事の文章は「です・ます調」と「だ・である調」が入り混じった変な内容になっています。


具体的にはこんな文章が書いてあります。

有馬ビジネススクールとは有馬温(ありま ゆたか)が運営する最短最速で1億円の収益化を目指し50名限定で募集されるスクールです。「全員成功」がモットーのため、長い準備期間を必要とし3年に一度だけ50名の少人数での募集となる(前回募集は2013年)。次回募集は2019年のため、この機会を見逃さいないよう。

文体が統一されていないどころか、普通に誤字もありますし、それどころか何故か東洋経済の記者がABSのコマーシャルをしています。


もはや意味が分かりません・・・と言うか、有馬さんももうちょっと考えて実績を捏造した方が良かったんじゃないでしょうか。


流石に雑すぎると思います(笑)


テレビに出演した実績も、「何年何月のどの番組に出演した」とも一切書いてありませんし、新聞も同様です。


Webメディアについても、本気でアピールしたいのならWeb魚拓を取ってリンクを張るぐらいはする必要があると思います。


Webサイトの掲載実績なんて特に、以下と同じ要領で簡単に捏造する事ができますから。


参考:
>アフィリエイト実績の嘘と本当:「捏造方法」と「信頼性」。


というわけで、ABS(有馬ビジネススクール)のメディア掲載実績は十中八九“捏造”だと私は思います。

有馬温の「株式会社ナンバー」も怪しい


そんな色々怪しいABSを運営する有馬さんの所属している会社が「株式会社ナンバー」。


こちらに関しても、ホームページを確認するだけでも色々と怪しい点が発見できます。

1:所在地がバーチャルオフィス


「特定商取引法に基づく表記」によると、株式会社ナンバーの代表者は「長谷川祐司」という人物であり、その所在地は

・東京都港区六本木6-2-31六本木ヒルズノースタワー17階

となっています。


六本木ヒルズって凄いですね。


ちなみにこの会社にはホームページも用意されているようです。(追記:その後削除されたようです)


株式会社ナンバー:
http://number-inc.co.jp/


とりあえず最初に「そもそも株式会社ナンバーという企業は実在するのか」を確認すべく帝国データバンクで検索してみたところ、以下のようにいくつかヒットする会社はありました。


ただしこの内、ナンバーのホームページに記載されている所在地である、以下に該当する企業は存在しません。

本社:東京都港区赤坂1-4-14ダイヤモンドビル赤坂5階
六本木オフィス:東京都港区六本木6-2-31六本木ヒルズノースタワー17階


果たして本当に有馬さんの所属するナンバーなんて企業は存在するのでしょうか・・・。


そもそも、株式会社ナンバーの本社の所在地である「ダイヤモンドビル赤坂5階」は“バーチャルオフィス”ですし、「六本木ヒルズノースタワー17階」もやっぱり“バーチャルオフィス”です。


参考:
>ディ・エグゼクティブ・センター・ジャパン株式会社


圧倒的な実績を上げている(はずの)有馬さんが所属する企業が、バーチャルオフィスを利用する理由がよく分かりません。

2:主要取引先が胡散臭い


株式会社ナンバーのホームページには、主要取引先としてそうそうたる企業が名を連ねています。

ヤフー株式会社
グーグル株式会社
Apple Japan
LINE株式会社
株式会社ファンコミュニケーションズ
株式会社インタースペース
株式会社アドウェイズ
アマゾンジャパン株式会社


Yahoo!にGoogleにAppleに・・・と、こんなのを見ると「実はこの会社凄いんじゃないか」って思うかもしれませんが、冷静に考えてみればこういった企業って、

「私はこれらの企業と取引しています」

と勝手に言う事もできます。


例えばYahoo!とGoogleは“リスティング広告を出しているだけ”でも取引先になりますし、

・ファンコミュニケーションズ
・インタースペース
・アドウェイズ
・アマゾンジャパン


これらの企業は全て“アフィリエイター登録”をしているだけでも取引先としてアピールできそうです。


具体的には、


ファンコミュニケーションズ:A8.net
インタースペース:アクセストレード
アドウェイズ:Smart-C、JANet
アマゾンジャパン:アマゾンアソシエイト


・・・といった具合です。


いずれもアフィリエイト広告としては有名ですね。


LINEはLINE@を使っているだけで取引先扱いできるかもしれませんし、Appleは・・・ 何でしょう、「Macを使っているから取引先」と言っているのかもしません。

3:肝心のサービス内容が間違っている


株式会社ナンバーは以下の4つを主要事業としています。


・経営コンサルティング
・広告代理店事業
・SMM ソーシャルメディアマーケティング
・バケーションレンタル・airbnb事業



が、肝心のこの事業説明のページの文章が間違っています。


(少なくとも私が確認した時点では)何故か「経営コンサルティング」のページなのに、「バケーションレンタル・airbnb事業」の説明文が書いてあります。


経営コンサルティング:
http://number-inc.co.jp/service/consulting.php


経営コンサルティングの説明のはずが、

「airbnb(エアビーアンドビー)とは、・・・」

と、何故かAirbnbの説明が始まっています。


※部分的な画面キャプチャ
企業のホームページは言ってみれば「企業の顔」ですから結構大事なんじゃないかと思うんですが、こんな基本的な部分でミスが発生しています。


まあ、だからと言って「この会社は信用できない」と断言できるわけではありません。


ただこれまで見てきた様々な「怪しいポイント」を総合的に考えれば、こういった点から

「この企業のホームページ自体が大してメンテナンスされていない」

と考える事ができ、「イベント・セミナーの情報なども適当に作っただけなんじゃないか」という疑問も湧いてくるわけです。


株式会社ナンバーのイベント・セミナーのページを確認すると、過去に何度か「六本木ヒルズノースタワーにて東京セミナー開催」とあるんですが、バーチャルオフィスでセミナー開催をしたんでしょうか?


何にしても、そもそもABSのレター自体に色々おかしい点がありますし、運営企業のホームページにも怪しい点があるとなれば、私としては

「今回の無料オファーは全く信用するに値しない」

と言わざるを得ません。


実のところここまで挙げた点以外にも怪しい点は他にもあったんですが、流石に全てを挙げるのは面倒だったので割愛した部分もあります。


ですので、もしあなたがABS(有馬ビジネススクール)に興味を持っているのであれば、全体的に物凄く怪しいので止めておいた方が良いと思います。


そもそも、わずか1年で50名に1億円以上も稼がせる事ができるのなら、自分の会社で人を雇ってやらせた方が圧倒的に効率的ですからね。


1年で50億円の収入って、実際とんでもない話です。


以上、参考にして頂ければ幸いです。


Kei


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