ブログ集客を行う前提となる「入口」と基本的な考え方。

Keiです。

今回は「ブログ集客」に関連して、

「ブログ集客を行っていく上での前提となる基礎的な考え方」

という、若干抽象的なテーマについて講義したいと思います。

内容を非常に大まかに言えば、

「そもそも何故、ブログ集客に“検索エンジン”が使われているのか?」

という根本的な質問に対する答えとなっています。

一応「ブログ集客」と銘打ってはいますが、この考え方はブログに限らずネットビジネス全般の集客に適用できる、応用性の高いものです。

「現在のネット集客」だけでなく「将来のネット集客」も含めた上で役立てていく事もできると思いますので、是非1つのヒントとして参考にしてください。

効率的なブログ集客を考える上での前提要素

まずは、「効率的なブログ集客を考える上での前提要素」について。

私は、ブログを活用してインターネット集客を行っていく上でまず第一に意識する必要がある事は、

「ブログへの集客の“入口”となるものは何か」

だと考えています。

これは要するに、

「そもそも、見込み客はどういった経路であなたのブログにアクセスしてくるのか?」

という話です。

当たり前の話ですが、ブログを含めたあらゆる「ウェブサイト」はインターネット上に存在しますので、そのブログにアクセスする為にも当然、インターネットを利用する必要があります。

よって、効率的なブログ集客を考える上ではまず初めに

「ブログにアクセスする為の方法(経路)にはどういった種類が考えられるか?」

を把握しておく必要があるという事です。

真っ先に思い付くのは、

・検索エンジン(Yahoo!やGoogleなど)
・SNS(TiwtterやFacebookなど)

などを介してアクセスするという経路だと思いますが、より広い範囲で考えれば大きく「直接的な経路」と「間接的な経路」に分ける事ができます。

1:直接的な経路

直接的な経路とは、

「インターネット上の他のウェブサイトを経由しないアクセス方法」

の事です。

ネット上のウェブサイトの住所は「URL」(http://・・・のような記号列)で表されますので、簡単に言えばそのURLを知る事さえできれば、見込み客はあなたのブログにアクセスする事ができます。

よって直接的な経路の具体例としては、

・紙に書いてあるURLを、ブラウザのアドレスバーに入力してアクセスする
・携帯端末等でバーコード(QRコード)を読み込んでアクセスする

といったものが考えられるわけです。

一見すると面倒な手段に思えるかもしれませんが、例えば「地域限定のサービス」を販売する場合などにこういった経路を効果的に活用できると考えられます。

2:間接的な経路

一方「間接的な経路」は、

「インターネット上の他のウェブサイトを経由するアクセス方法」

を意味します。

こちらがいわゆる

・検索エンジン(Yahoo!やGoogleなど)
・SNS(TiwtterやFacebookなど)

などのサイトを介したアクセス方法であり、言ってみれば「一般的なブログ集客の方法」として広く認識されているものになるわけです。

こちらの経路の場合、直接的なアクセス方法とは異なり、見込み客は「検索エンジン」などの「あなたのブログ以外の他のウェブサイト」を経由する必要があります。

ブログに対する見込み客の「認識」と「興味」

いずれの経路の場合でも、ブログにアクセスする為にはその住所である「URL」を知る必要があるわけですが、仮にあなたのブログのURLをその「他のウェブサイト」を経由して知らせる事ができたとしても、

「見込み客がURLを認識する→ブログにアクセスする」

と、その行動が直結するわけではありません。

例えば、検索エンジン(Google)であれば、記事が上位表示されている場合でも、記事タイトルや抜粋文で興味を引く事ができなければアクセスに繋がらない、というのは普通にあり得る事だと思います。

つまり直接的・間接的な経路に関係なく、ブログへ見込み客を集客していく上では、見込み客に何らかの手段でURLを認識させるだけでなく、

「ブログ(ひいてはそのコンテンツ)への興味・関心を引く」

といった「見込み客の感情の動き」も1つの前提として考えておく必要があるという事です。

以上から私は、ブログ集客を効率的に行っていく上では、

1. ブログ集客の入口(何を利用して見込み客にブログのURLを認識させるか?)
2. 見込み客の興味・関心(見込み客は潜在的および顕在的な興味・関心は何か?)

について突き詰めて考えていくべきだと思っています。

単純に「とにかく多くの人をブログに集めたい」というだけなら、片っ端から多くの人の目に触れる場所にブログを露出させれば十分ですが(ただし相応の費用は掛かります)、その方法だとビジネス的に極めて非効率的だと思います。

何故ならその方法の場合、見込み客の興味・関心を「外す」可能性が高くなり、仮に多くのアクセスを集められたとしても、「大して金にならない、ただ垂れ流していくだけのアクセス」になり兼ねないからです。

よって、見込み客を集客する上では、

「見込み客は普段、どんな場所(サイト、広告など)を目にしているか?」

をリサーチした上で、その場所の人に対してブログのURLを認識させていくのが効率的だと考えられます。

ブログ集客の効率的な「入口」と考え方

以上のように考えると、「大量のアクセスを集める」という目的だけを見据える場合には

・直接的な経路
・間接的な経路

の両方を活用していくのがベストだという答えになるわけですが、個人などの小規模なブログ運営を行う場合には「直接的な経路」を利用するのはあまり現実的ではありません。

と言うのも、直接的な経路の場合は「オフライン」で多くの人の目にブログをアピールする必要があるわけですが、そういったものを実際に挙げると、

・新聞広告
・折込チラシ
・雑誌広告
・テレビ広告

このように「お金が掛かる広告」がほとんどだからです。

(強いて言えば、例えば個人で行う「便利屋」レベルのビジネスであれば、自分でチラシを作って近所に手配りすれば大した資金も掛かりませんが、その場合は当然、人口カバー率が低くなります)

こういった手段は、多くの人口をカバーしようと思えば思うほど多額の広告料が掛かってきますし、不特定多数の人をターゲットとして広告を打つ事になる以上、ピンポイントに「見込み客のみ」を集客する事はほぼ不可能です。

以上から、現実的な手段として

・可能な限り「見込み客のみ」を効率良く集客したい
・なるべく集客にお金を掛けたくない

という問題をクリアする為には、「間接的な経路」を活用しての集客がベストだと考えられます。

それでは、その「間接的な経路」として活用する実際の「経路(ウェブサイト)」として何を選択していくべきか。

これについては、

「実際に多くの人が利用しているウェブサイトを“集客の踏み台”として活用すれば、自分のブログに多くのアクセスが集まるはず」

というシンプルな発想が、1つの方法として考えられます。

「利用者の多いサイト」の活用について

具体的に見ていきましょう。

例えばこちらのサイトでは、「日本国内のアクセス数上位サイト」を一覧で確認する事ができますので、実際に「アクセス数上位10サイト」を見てみましょう。

1位:http://www.google.co.jp/
2位:http://www.google.com/
3位:http://www.yahoo.co.jp/
4位:http://www.youtube.com/
5位:http://www.amazon.co.jp/
6位:http://www.facebook.co.jp/
7位:http://www.twitter.com/
8位:http://www.fc2.com/
9位:http://www.wikipedia.org/
10位:http://www.rakuten.co.jp/

恐らくURLを見るだけで大体「どのサイトがどんな内容か」は分かると思いますが、基本的にはこれらのサイトを踏み台にしてブログを認識してもらう事ができれば、「数」という点では最も効率的に集客していく事ができると考えられます。

ちなみにこの場合の「アクセス経路」としては、

[アクセス上位サイト]→[ブログ]

といったシンプルな経路の他、

[アクセス上位サイト]→[別のサイト]→…→[ブログ]

のような複雑な経路になる事もありますが、後者のアクセス経路を意図的に活用する場合には、

1:アクセス上位サイトから自分のブログへの直接的な誘導が困難な場合
2:「別のサイト」が自分のブログの「見込み客」を集めている場合

などのケースに限った方が無難だと思います。

<補足>
これは例えば、検索エンジンの「あるキーワード」で上位表示を取りたいが、どうしても取れない場合などに、

「そのキーワードで上位表示されているサイトからアクセスを流してもらう」

といった場合が考えられます。

(もちろんこれは「どうしても集客にお金を使いたくない」という場合で、資金に余裕があるなら「広告」を活用すればより効率的に集客を行っていく事も可能です)

したがって私は、

「狙った見込み客を意図して集めていく」

という目的の元では、基本的にはコントロールの効きやすい「アクセス上位サイト」からの直接的な集客を効率化していくべきだと考えています。

アクセス上位サイトの「役割」と「集客効率」

しかし、

「アクセス上位サイトからの直接的な集客を効率化する」

と言っても、先に挙げたそれぞれのウェブサイトの担う役割は、以下のように様々です。

Google = 検索エンジン
YouTube = 動画閲覧サイト
Amazon = ショッピングサイト
Twitter = SNS

故に、「効率的なブログ集客」を考える上では、

「どのサイトが何の目的で運営されているのか」

といった各サイトの特性を踏まえていく必要があります。

例えば先に挙げた上位サイトの中にはインターネット百科事典である「Wikipedia」も含まれていますが、Wikipediaの項目から集客を図るのはあまり現実的ではありません。

(ネット起業家の中には、自分の名前を項目に入れている人もいるようですが・・・)

また、Amazonや楽天から直接ブログにアクセス誘導をしていくのも、決して「不可能」ではありませんが、そのサイトの特性を考慮すればあまり効率的とは言えないと思います。

<補足>
ただし、その特性上「決して直接的な集客経路としては向かない」というサイトであっても、活用の仕方によっては

「ある程度効果のある(可能性のある)被リンク」

を獲得できる場合もあります。

例えば楽天であれば、「楽天Social News」を利用して自分の作成した記事を自分で紹介して被リンクを獲得する事も可能です。(ただし、自作自演のやり過ぎには注意してください)

楽天Social News:
https://socialnews.rakuten.co.jp/

こういった点を考慮すれば、基本的に「間接的な経路」として優先的に活用すべきなのは、

・検索エンジン(Google、Yahoo!など)
・SNSサイト(Twitter、Facebookなど)

という事になるわけです。

検索エンジンとSNS、どちらを活用するべきか?

ところで、最近ではTwitterやFacebookなどのSNSがあたかも「検索サイト」のように利用されるケースもありますが、Googleのような「検索エンジン」とは若干違った使われ方をされており、

検索エンジン = 正確な情報・信頼できる情報を得る
SNSサイト = 最新の情報・流行の情報を得る

このように「ユーザーの利用意識の明確な違い」が存在します。

具体的には、例えば若年層のスマホユーザーは、TwitterやFacebookといったSNSに以下のようなイメージを抱いているそうです。


つまり、多くの(少なくとも若年層の)スマホユーザーは、SNSを「情報を得る事」を目的として利用するのではなく、「退屈しのぎ」として利用している傾向があるという事ですね。

故に、「真に効率的な集客」という目的を達成する上では、

・ブログでどんなコンテンツ(記事)を扱っているか?
・ブログでどんな商品やサービスを販売しているか?

などに応じて、どういった場面でどちらの種類のサイトを活用していくかを適切に判断する必要があるのです。

ただ私の個人的な考えとしては、SNSよりも「検索エンジン」を重視して集客を行っていく事をお勧めしたいと思います。

何故「検索エンジン」を重視すべきなのか?

というのも、本来的にはSNSは

「人と人とのコミュニケーション」

に活用されるものであり、検索サイトとしての役割はあくまでも「サブ的な役割」に過ぎないからです。

もちろんあなたが店舗運営などを行っていて、その一環としてブログを運営するといった場合にはTwitterやFacebookで実際に「お客さんとのコミュニケーション」をしながら集客を行っていければそれがベストだと思います。

ただ、もしアフィリエイト目的のブログなどで、

「放ったらかしで集客してお金を稼げる仕組みを構築したい」

という場合には、実際に見込み客とコミュニケーションを取ってこそ高い効果が得られるSNSは、「不要な事に時間が取られる」という点でデメリットになり得るわけです。

また更に言えば、検索エンジンは「検索キーワード」を介して

「明確に情報を求めている人」

が多くの割合を占めているのに対し、SNSサイトはその性格上、

「暇つぶしで何となく情報を眺めている人」

が比較的多い傾向にあると思います。

よって、SNSから集めた見込み客よりは、検索エンジンから集めた見込み客の方がその「情報に対する意識」は高くなりやすいわけです。

以上から、「効率的なブログ集客」を行っていく上では、

メイン:検索エンジン(GoogleやYahoo!)
サブ:SNSサイト(TwitterやFacebook)

このように役割を明確に分け、主には「検索エンジンからの集客」にターゲットを絞って、SNSは「あわよくば」の感覚でなるべく手を掛けずに運用していく事をお勧めします。

(もちろんこれは「可能な限り放ったらかしで集客して収益化したい」という場合で、ビジネスモデルによってはSNSをメインに活用した方が良い可能性もありますので、その点は注意してください)

検索エンジンと「SEO」

それでは、具体的にどのように「検索エンジン」を活用すれば効率的に集客を行っていく事ができるのか。

これこそが、いわゆる

「SEO(検索エンジン最適化)」

に集約されます。

SEOはその名の通り「自身のウェブサイトを検索エンジンに最適化させる方策」を意味し、より分かりやすく表現すれば

「自分のサイトのコンテンツ(記事)を検索エンジンの検索結果に上位表示させる為の取り組み」

を指します。

つまり結局、SEOとは「より多くの見込み客を自分のサイトへ呼び込む事」を目的として行われるものだという事です。

そして、検索エンジンのシェアはGoogleとYahoo!だけで90%に達する上、上位表示の為の順位付けの仕組みはどちらも同じですので、実際にSEOを考慮する際には

「Googleに対するSEO」

だけを考えていけば十分という、最終的には極めてシンプルな結論になります。

それではGoogleに対するSEOとしては、何を最重視していくべきか・・・という話になるわけですが、その結論だけを述べれば、

「Googleの言う良質なコンテンツを量産する」

という方法を採っていくのが最も効率的かつ効果的です。

「何故そう言えるのか?」

については、こちらの記事で「Googleの仕組み」と併せて具体的に解説していますので、もし興味があれば目を通してみてください。

>Googleの仕組みとSEO対策の本質について。

今回の話は、結論だけを見れば「当たり前」に感じたかもしれませんが、その過程はネット上のどんな集客にも応用可能なものになっていると思います。

少なくとも私はアフィリエイトブログの運営においては「検索エンジンの活用が最も有効」だと考えていますが、運営するサイトの目的によっては「ベストな経路の選択」も当然変わってくるはずです。

是非、あなた自身の運営するサイトの目的に合わせて、今回の話を参考にして「最も効率的な集客方法」を考えてみてください。

PS:

今回の記事では主に「アクセス数の多いサイトを活用する」という観点から解説しましたが、

「濃い見込み客が集まる小規模サイト(ローカルSNSなど)」

のようなサイトも効率的な集客経路として活用できる場合がありますので、そういった観点からも

「自分のブログの場合、どの集客経路が最も収益性を高められるか?」

を考えてみると良いかもしれません。

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