近年、自宅時間が増加したことで「Wi-Fiホームルーター」が人気となっています。工事不要ですぐに使用できる手軽さから、一人暮らしやテレワークで働く方にホームルーターを検討している方もいるのではないでしょうか？そこで今回は、Wi-Fiホームルーターの特徴やメリット・デメリット、どんな人におすすめなのかについてご紹介します。

「ホームルーター」の特徴

ホームルーターは、モバイル回線でインターネット接続を行うサービスです。光回線を使ったサービスとは異なり、モバイル回線を使用するホームルーターは工事不要で利用できるという特徴があります。また、同じくモバイル回線を使用する「モバイルルーター」は屋外でも使用できるバッテリー内蔵型ですが、ホームルーターは据え置き型であるという点において異なります。

「ホームルーター」3つのメリット

①工事不要ですぐに使える

ホームルーターの大きなメリットとして、工事不要ですぐに使えるという点が挙げられます。光回線では開通工事が必要となり、申し込みから利用開始までに1か月程度の期間を要する場合が多いです。また、立ち会い工事のスケジュール調整を行ったり、数万円程度の回線工事費が必要になる場合もあります。その点、ホームルーターは届いたら最短翌日からインターネットを使用できるうえ、工事にかかる費用や時間は必要ありません。また、コンセントに挿せる場所であれば、すぐにインターネット環境が整う手軽さも魅力となっています。

②複雑な設定が不要

ホームルーターは、複雑な設定なしで使用できることもメリットです。光回線でWi-Fiルーターを使用する場合、複雑な設定やソフトウェアのインストールといった難しい設定が必要になることがあります。ですが、ホームルーターはWi-Fiをオンにしたデバイス上でネットワークを選択し、パスワードを入力するだけで簡単に設定が可能です。そのため、パソコンやスマホに不慣れな初心者の方でも問題なく使用することができます。

③月額料金が安い

ホームルーターは月額料金が安いというメリットもあります。一般的な光回線の月額料金は5,000円前後が相場となっており、解約時期によっては違約金が発生するケースも多いです。しかし、ホームルーターは月額料金の相場が3,000円前後と安く、契約期間なしでいつ解約しても違約金が発生しないサービスも多くなっています。また、キャッシュバックや割引などのキャンペーンを活用することで、よりお得に利用することも可能です。

「ホームルーター」3つのデメリット

①固定回線よりも通信速度が遅い

ホームルーターは、光回線に比べて通信速度が遅いというデメリットがあります。光回線は安定した高速通信が可能なため、動画視聴やゲームなどもストレスなく楽しむことができます。しかし、ホームルーターではモバイル回線を使用するため、光回線ほどの通信速度が出ないという側面があります。そのため、オンラインゲームや高画質動画の視聴などにはやや不向きと言えるでしょう。

②速度制限がある

ホームルーターは、サービスにより通信の速度制限がかかる可能性があります。たとえば、3日間のデータ使用量が多かった場合などに、通常の10分の1程度に速度が低下してしまうことがあります。大幅な速度低下はさまざまな支障が出てしまうため、速度制限なしのサービスを選んだほうが良いでしょう。ただし、公式では無制限と記載されていても速度が落ちるケースもあるため注意が必要です。

③設置場所に制限がある

ホームルーターは、光回線とは異なり設置場所に制限があります。なぜなら、モバイル回線は電波の受信状況によって通信速度や安定性が低下するからです。そのため、ホームルーターは障害物や電波干渉を起こす家電などから遠ざけ、窓際などの床より高い位置に置くといった工夫が必要になります。しかし、住居によっては電波の入りが悪く、ホームルーターの使用そのものが難しいというケースもあるため注意しましょう。

「ホームルーター」はどんな人におすすめ？

ホームルーターは、引っ越しが多い方におすすめです。開通工事が必要ないため引っ越した日から使用でき、工事費用がかさむ心配もありません。また、手軽にインターネットを使用したい方もホームルーターがおすすめです。面倒な手続きや設定も不要なので、コンセントがある場所ならどこでもすぐにWi-Fi接続を楽しめます。そのため、インターネットの使用場所が頻繁に変わる方は、光回線ではなくホームルーターがおすすめと言えるでしょう。

最後に

今回は、Wi-Fiホームルーターの特徴やメリット・デメリット、どんな人におすすめなのかについてご紹介しました。ぜひ、工事不要なホームルーターで手軽にインターネットを楽しんでみてはいかがでしょうか？