Netflix 映画『ザ・ラスト・マーセナリー』ネタバレ注意

 

作品情報

Netflix 映画『ザ・ラスト・マーセナリー(原題: The Last Mercenary)』

主演:ジャン=クロード・ヴァン・ダム

監督:デビッド・シャロン

脚本:デビット・シャロン、イスマエル・シ・サヴァン

ジャンル:アクションコメディ(フランス)

 

あらすじ

フランス特殊部隊出身の伝説の傭兵、リシャール・ブルメール(ヴァン・ダム)が主人公。敵に正体を掴ませず、捕まらないことから名付けられた”ザ・ミスト(霧)”の通り、冒頭では要人の息子を救出するミッションをあっさりと成功させます。そこにかつての同志フェルナンドから送られた暗号、「子羊は冷凍庫の外」というメッセージを受け取り、すぐにパリへ向かうことになります。

アーチボルトは毎月政府から支給されていた手当てが、いきなり振り込まれなくなったと、亡き母の代わりに自身を育ててくれた育ての父、フェルナンドに相談しました。もしやアーチボルトに危険が迫っているのでは?と考えたフェルナンドは、彼を守るために、逃がそうとしましたが失敗。アーチボルトは窓から逃走を図ったものの、全包囲した警察に捕まり、家に残ったフェルナンドは、リシャールに助けを求めた後、何者かの手によって殺されてしまいます。

実はリシャールは、アーチボルトの実の父親だったのです。しかしリシャールは、アーチボルトの亡き母ファラと喧嘩別れしており、しかも彼はある作戦後に姿を消し傭兵となって世界各地を転々としていたこともあり、長い間別々に生活をする日々が続いていたのです。

 

みどころ

世界一の傭兵ミスト、伝説の元秘密捜査官リシャール。彼は捜査官や傭兵としてはとても優秀ですが、父親としては素人同然。

口の減らないアーチボルトが残念な形でリシャールが父親だとわかってしまうも、母親と自分を捨てたと思い込んで拒絶し、深い溝が生まれてしまっても、リシャールが不器用な愛情で必死に息子を守ろうとする姿や気持ちを息子にぶつける姿がいじらしいです。

また、成り行き上仲間になるアーチボルトの友達ダリラとモモ、そして敵から寝返ったラザール。このなんとも言えないポンコツチームが笑わせてくれます。

これでもかというインパクトの扮装や、これぞヴァン・ダムというようなアクションシーン。年齢を重ねてもしなやかなヴァン・ダムは必見です。

パリの街で大暴れするフランスのコメディ映画なのに、服装や雰囲気、エンドロールなどどこか80年代のアメリカ映画を彷彿とさせる部分には思わず笑ってしまうかも。

エンドロールの中の映像にはなんと見逃せない映像までついていて、最後まで気を抜けません。

笑いあり涙あり感動ありの、おとぼけアクションコメディ映画が観たい人に、とてもオススメな作品です。