Keiです。
アフィリエイトで収益を上げていく上で、サイトやブログの“記事タイトル”は極めて重要な要素の1つです。
通常、見込み客は「Google」や「Yahoo!」といった検索エンジンを経由してあなたのサイトに訪問します。
見込み客があなたのサイトに訪問するかどうかは、“記事タイトル”および“記事の抜粋”を見て決定するのが基本ですが、検索エンジンでは”記事タイトル”が強調して表示されますので、通常は”記事タイトル”のみを見て決定する事が多いと思います。
(あなたも、わざわざ抜粋まで細かく読んで訪問するサイトを選ぶ事はほとんど無いと思います)
※例:「アフィリエイト」の検索結果
ですので、記事タイトルが悪ければサイトに見込み客を集める事はできず、集客できなければ当然アフィリエイト報酬を獲得する事もできません。
記事タイトルはわずかな文字数ではありますが、アフィリエイト(ひいてはネットビジネス)の成果にも直結する重要な役割を果たすわけです。
というわけで今回は、
「アフィリエイトにおける“記事タイトル”の付け方」
について具体的にお伝えしていきたいと思います。
記事タイトルの付け方:原則
まずは、記事タイトルの付け方に関する最も基本的な“原則”から。
アフィリエイトで結果を出す上では、必ず以下の“原則”を守っていく必要があります。
・サイトのテーマに沿った記事タイトルを付ける
・見込み客が検索するキーワードをタイトルに含める
言ってみれば当たり前の話だと思いますが、これらの基本的な原則を守るのと守らないのとでは結果が出るスピード、および得られる収入額そのものに非常に大きな差が生まれてきます。
テーマに沿った記事タイトル
まず1つ目の原則は、
「サイトのテーマに沿った記事タイトルを付ける」
というものです。
例えばあなたの運営するサイトのテーマが”ダイエット”であれば、ダイエットに関連した記事タイトルを付ける。
テーマが”旅行”なら、旅行に関連した記事タイトルを付ける。
テーマが“恋愛”なら、恋愛に関連した記事タイトルを付ける。
この原則に関しては、当たり前過ぎるのでわざわざ意識しているケース自体が少ないのではないかと思います。
しかし、単純に集客だけを考えるなら、サイトのテーマに関係無くその時話題になったキーワード(ニュースや芸能人など)で記事を書くのが一番簡単です。
上手く記事タイトルを付ける事ができれば、それこそ1日に数万PV(ページビュー)もの膨大なアクセスを集める事ができますからね。
実際、そうやってひたすらアクセスを集めるだけのアフィリエイト手法も存在します。(あなたもご存知かもしれません)
ただ、大きな金額を稼ぐアフィリエイターがそれをやらないのは、それだと“効率が悪いから”です。
ニュースに追われてひたすら記事を書き続けなければならない。
更新をサボったらすぐにアクセス数が減少する。
作成した記事が“低品質なコンテンツ”と判断されやすく、ペナルティを受けるリスクが高い。
そんな面倒なリスクを抱えながら記事を作成するぐらいなら、最初からテーマに沿った記事タイトルで記事を作成し、必要な見込み客“だけ”を集めた方が効率的です。
あるテーマに特化した記事を書き続ければ、見込み客もそのサイトに価値を感じ、リピーターになってくれる可能性も上がります。
また、テーマに特化したサイトであれば、サイト閲覧者の滞在時間や1人当たりの平均ページビュー数も増加しますので、そのテーマのキーワード全体で上位表示されやすくなります。
そうすれば、ある程度はサイトを放ったらかしにしても上位表示を維持できるようにもなってきます。
つまりは、
「サイトのテーマに沿った記事タイトルを付ける」
事を継続する事によって、
「半放置状態でも見込み客を継続的にサイトに集める事ができる」
という事です。
だからこそ、最低限のルールとして「サイトのテーマに関連した記事タイトルを付ける」という事が非常に有効な戦略になってくるわけです。
この原則は多くの人が実践している内容だとは思いますが、中には“アクセス数”だけを意識してしまっているケースもあるかと思いますので、一応注意しておいてください。
「見込み客の検索キーワード」を含んだ記事タイトル
2つ目の原則は、
「見込み客が検索するキーワードをタイトルに含める」
というもの。
これは言ってしまえば、
「見込み客が検索していないキーワードで記事タイトルを付けても意味が無い」
という事です。
一見テーマに関連したキーワードのように見えても、それが“実際に見込み客に検索されていないキーワード”であればほとんど意味がありません。
例えばあなたが「YouTube動画の作り方」というテーマを選び、その関連商品をアフィリエイトしていると仮定しましょう。
テーマに関連したキーワードと言えば当然「YouTube」とか「動画の作り方」に関するものになると思いますが、ここで「コピーライティング」に関するキーワードを選べばどうでしょうか。
「YouTube動画の説明欄から別のページに誘導する為にはコピーライティングスキルが必要」
といった思考から一応は“関連しそうなキーワード”として考えられますが、
「コピーライティング」
というキーワードで検索してきた訪問者の立場に立ってみれば、そこからYouTube動画関連の商品を購入するとは考えにくいと思います。
もちろんその後の教育次第でその問題をクリアしていく事は十分可能ですが、“動画関連のキーワードで集めた見込み客”と比較すると、その成約までの難易度は跳ね上がります。
よって、効率的な面を考えれば、
「あなたのテーマに興味がある見込み客が実際に使っている言葉(単語)」
をリサーチした上で、その言葉をキーワードとして記事タイトルに含めていった方が遥かに効率的です。
「検索キーワードを記事タイトルに含める」
というのは最低条件として、その上で
「そのキーワードは本当に“見込み客”が使っている言葉なのか?」
についても考慮していく必要があるという事です。
というわけで以上、
・サイトのテーマに沿った記事タイトルを付ける
・見込み客が検索するキーワードをタイトルに含める
という、ある意味”当たり前”の原則について解説してきました。
ただ、当たり前だからこそ普段から意識していないと“いつの間にかブレてしまっている”ケースもよくありますので、なるべく意識して頂ければと思います。
・・・
それでは次に、これらの原則を踏まえた上で
「魅力的な記事タイトルの付け方」
について簡単にご説明したいと思います。
「魅力的」な記事タイトル
記事タイトルの付け方の“原則”に沿って、Googleの言う「良質なコンテンツ」を作成していく事ができれば、遠からず検索エンジンであなたの記事を上位表示させていく事ができます。
ただ、例えあなたの作成した記事を上位表示させる事ができたとしても、それがありふれたつまらないタイトルだった場合は、その「クリック率」はどうしても低くなってしまいます。
もちろん、検索順位はある程度「クリック率」に直結します。
英NetBoosterが公開した2014年の検索順位別のクリック率データによると、以下のようになっています。
1位:19.35%
2位:15.09%
3位:11.45%
4位: 8.86%
5位: 7.21%
6位: 5.85%
7位: 4.63%
8位: 3.93%
9位: 3.35%
10位: 2.82%
2016年のデータでは(次ページに移動するのが面倒だからという理由から)8・9位よりも10位の方がクリック率が高いそうですが、基本的には検索順位が高いほどクリック率も高くなる傾向にあります。
ただし、このデータはあくまでも多くの検索キーワードの「平均値」であって、必ずこうなるという意味ではありません。
検索キーワードによっては1位よりも2位・3位の方がクリック率が高いものも当然あります。
そしてその違いを分けるのが“魅力的な記事タイトル”だという事です。
ではどうやって魅力的な記事タイトルを付けるか、という方法ですが、私としては
「プロの真似をする」
というシンプルな方法を推奨したいと思います。
もちろん色々記事タイトルに関連する細かいテクニック、例えば
・記事のベネフィットを伝える
・感覚的に反応してしまう単語を使用する
・「!」や「?」を使用する
・数字を使用する
などはありますが、私は正直それほど強く意識する必要は無いと思っています。
何故なら、初心者が下手にこういったテクニックを乱用すると”サムい”記事タイトルになりがちであり、逆に“胡散臭さ”がにじみ出てくる可能性があるからです。
それなら最初から、例えば
日刊サイゾー:
http://www.cyzo.com/
文春オンライン:
http://bunshun.jp/
のようなサイトを確認し、先に挙げたようなテクニックをバランス良く使っている記事タイトルを参考に付けていった方が良いと思います。
「刺激的過ぎる記事タイトル」は逆に弊害をもたらす可能性もありますので、まずは”真似をする”ところから始め、自然な形で“見込み客が検索するキーワード”を含めて記事タイトルを作成して頂ければと思います。
魅力的な記事タイトルの「罠」
記事タイトルのクリック率を意識する事、つまり魅力的な記事タイトルを付ける事は、先にも述べた通り重要です。
しかし、記事タイトルだけを意識し過ぎると、逆に検索順位を落とす可能性もあります。
それがいわゆる「魅力的な記事タイトルの“罠”」。
“罠”という表現は私が言っているだけですが、実際多くの人がやらかしている事でもあります。
一言で言えばこの“罠”とは、
「記事タイトルと内容の不一致」
の事を意味します。
ここで言う“不一致”は
「タイトルと全く違う内容を記事に書いている」
という単純な意味ではなく、
「見込み客が期待している内容との不一致」
を意味します。
魅力的(刺激的)過ぎる記事タイトルを付けていると、ユーザー(サイトへの訪問者)は意識的か無意識的かは別として、
「そのタイトルに見合った記事内容」
を期待します。
記事内容がその“魅力的過ぎるタイトル”に見合ったものであれば、当然そのユーザーは強い満足感を覚えるわけですが、“期待外れの内容”だった場合は大きな問題となります。
すぐに想定できる問題は、
・サイト滞在時間の減少
・サイト直帰率の増大
・サイト自体への信頼性の低下
といったところでしょうか。
いずれにせよ、本来はサイトへの集客効果を上げるつもりで頑張って付けた「魅力的な記事タイトル」が、逆にサイトそのものの信頼を失わせる可能性が出てくるわけです。
記事タイトルを付ける目的は
「あなたのサイトに見込み客を集客する事」
にあるわけですが、サイトそのものの最終的な目的は
「見込み客に商品を購入してもらう事」
です。
どれだけサイトへのアクセスだけを増やしても、それが成約に繋がらなければ何の意味もありません。
よって、“魅力的な記事タイトル”を追求するのなら、それに見合った“魅力的な記事内容”も同時に徹底して追求していく必要があるのです。
記事タイトルに見合った、あるいはそれ以上のコンテンツを作成する事。
シンプルですが、確実に意識していってください。
補足:記事タイトルの文字数について
最後にちょっと補足的な内容です。
記事タイトルを付けていく際は、検索エンジンで表示されるタイトルの文字数上限」も同時に意識していった方が良いです。
この文字数上限については諸説ありますが、
Google:32文字〜35文字
Yahoo!:32文字
が現在での目安になっています。
(以前はGoogleでは約28文字しか表示されていませんでしたが、その後Yahoo!とほぼ同じ文字数まで増えたようです)
これ以上の文字数になると、検索結果表示で記事タイトルが途中で途切れてしまいますので、記事タイトルを付ける際は「30文字前後」を目安にしてください。
※ちなみに記事タイトルの付け方に関しては、Googleが公式ページで「検索結果に効果的なタイトル」について解説していますので、そちらの方も参考にして頂ければと思います。
というわけで以上、
「アフィリエイトにおける記事タイトルの付け方」
と題し、
・記事タイトルを作成する際の原則
・魅力的な記事タイトルの付け方
についてお伝えしました。
参考にして頂ければ幸いです。