Keiです。
今回は、インターネット上での集客において“ブログを2つ作る”という事の効果と、その必要性について解説したいと思います。
言ってみれば非常に基本的なSEO(検索エンジン最適化)の話になりますが、もしあなたが
「ブログを2つ作る意味って何かあるの?」
と疑問に思っているのであれば、是非参考にしてください。
ちなみに
「そもそもSEOって何?」
「何故インターネット上での集客にSEOが重要なの?」
といった事に興味があれば、こちらの記事を先にご覧頂ければと思います。
ネット集客で「ブログを2つ作る」事の効果
そもそも「ブログを2つ(あるいはそれ以上)作る」という事がどういう意味を指しているのかという問題があるわけですが、私としては以下の2通りのパターンが思い浮かびます。
1. 独立したブログを2つ(あるいは複数)構築するパターン
2. 関連性のあるブログを2つ(あるいは複数)構築するパターン
というわけで、それぞれについて順に解説していきたいと思います。
独立したブログを2つ構築するパターン
1つ目のパターンは、例えば
・“株式投資”をテーマに構築したブログA
・“美白”をテーマに構築したブログB
などのように、全く関連性のない複数のブログを構築するパターンです。
この場合のブログを複数作る意味は明確で、
・単純に集客の入口を増やす事ができる
・片方のブログが失敗した場合のリスク回避ができる
といった理由になります。
もちろん1つのブログを集中して構築するよりも時間や手間は掛かりますが、複数のブログがあれば稼げる確率が上がりますし、片方のブログが集客に失敗した場合のリスク回避にもなります。
更に言えば、“稼げるブログ”の数を増やせば増やすほど、得られる収入もそれに応じて増加していく可能性があります。
とまあ、1つ目のパターンはあえて詳細に説明するまでもありませんが、
「ブログがあればあるほどリスク回避にもなるし、集客の入口が増えれば収入もそれに応じて増える可能性がある」
という事です。
もちろん数が増えれば増えるほどブログを管理する手間も増えますし、それぞれのブログに掛ける時間と労力が分散する事から“1つ1つのブログから稼げる金額”は、1つのブログに集中するよりも低くなる可能性はあると思います。
ただ、ブログの集客はある程度の段階で必ず“頭打ち”にはなりますので、1つのブログからの収益化が安定してきた段階で次のブログを構築する場合は十分に有効な戦略になります。
関連性のあるブログを2つ構築するパターン
一方、2つ目の
「関連性のあるブログを2つ(あるいは複数)構築するパターン」
は、SEO対策の一環として実行されるブログ構築の戦略になります。
現在主流の検索エンジンであるGoogleは、基本的には以下の2つによってブログのランキング(検索結果におけるブログの表示順を決める為の点数付け)を行います。
1. コンテンツ
2. リンク
簡単に言えばコンテンツは“ブログ記事の内容”、リンクは“別のサイトから張られたリンクの数”です。
要するにブログ記事の内容がユーザーに役立つ内容であればあるほど、そして多くのサイトからリンクされていればいるほど上位表示されやすくなる、という事です。
※この辺りの具体的な話をすると長くなってしまいますので、より詳しい内容に興味がある場合はこちらの記事を参考にしてください。
で、“ブログを2つ(あるいは複数)作る”事によるSEO効果は、先に挙げた2つの内の
「リンク」
に影響します。
具体的に言えば、
・集客用のブログA
・収益化の為のブログB
の2つを構築し、ブログAからブログBへリンクを張る(ブログAの記事中などの「aタグ」内になどブログBのURLを記述する)事によって、
「ブログBが検索エンジンで上位表示されやすくする」
という事ですね。
ちなみにGoogleは「高い評価をされているブログからのリンクは高く評価する」という仕組みになっていますので、ブログAが高い評価を受けていない場合は大してブログBの上位表示には影響しません。
よって、ブログAからブログBへのリンクを効果的に利用する為には、まずはブログAの高めていかなければなりませんので、
・ブログAのコンテンツ
・ブログAのリンク
についても気を配っていく必要があります。
つまり、ブログBを上位表示させる為にまずはブログAを上位表示させる必要があり、そのブログAを上位表示させる為にはブログAのコンテンツを充実させ、その上で高い評価を受けているブログからブログAへリンクを張れば良い・・・という事になるわけです。
ややこしい上に面倒くさいですね(笑)
したがって真面目にそんな事をするのは時間と労力の無駄にしかなりませんので、通常はブログAには大して力を入れずに
「無料ブログサービス(Ameba、fc2など)のブログ」
を利用する場合がほとんどです。
こういった無料ブログサービスのブログは構築直後から検索エンジンで上位表示されやすい傾向にあり、比較的アクセスも集めやすいですから、そのリンクの効果もそれなりに期待できます。
よって、無料ブログサービスで構築したブログAから、メインで稼ぐ為に構築するブログBへとリンクを張る事によって、ある程度効率的に“ブログBの上位表示”を狙っていく事ができるわけです。
関連性のあるブログを2つ構築する際は、大抵の場合
ブログA=無料ブログ
ブログB=有料ブログ(WordPressブログなど)
といったように、“無料ブログと有料ブログの組み合わせ”で構築します。
有料ブログは長期的には無料ブログと比較して上位表示されやすく、したがって稼ぎやすくもなるわけですが、短期的には無料ブログと比較して上位表示されにくい傾向があります。
よって、短期的に上位表示されやすい無料ブログから有料ブログへとリンクを張る事によって、
「有料ブログを上位表示させる為の踏み台」
として無料ブログを活用していくわけです。
と、こんな風に書くと、
「無料ブログを大量に作って有料ブログにリンクを張れば、それだけ上位表示されやすくなるんじゃないか」
と考える人もいるかもしれません。
もちろんそれも効果的な面はあると言えばあります。
しかし、過剰な“自演リンク”を作成すると逆効果となり、むしろ上位表示されにくくなる可能性がありますので、決してお勧めしません。
(というか絶対に止めたほうが良いと思います)
※「どんな場合にリンクが逆効果になるか」については、Google公式サイトのこちらの記事をご確認ください。
ですので、上位表示を目的として複数のブログを構築する際は、集客用のブログは少数に抑えた方が長期的に見て利益は大きくなると思います。
集客における「2つ目のブログ」の必要性
以上のように、複数のブログを構築し、それらを適切に連動させる事によって“ブログが上位表示される確率”を引き上げる事ができるわけですが、私の個人的な意見を述べれば、
「集客用のブログは時間と労力の無駄」
だと思っています。
先にもお話しした通り、ブログを複数構築する事によって確実に「1つのブログに掛ける時間と労力」は分散する事になります。
1つのブログに掛ける時間と労力が分散するという事は、“ブログのコンテンツ(記事)作成に掛ける時間”が減少する事を意味します。
したがって、短期的には確かに“2つ目のブログ”を構築する事によって上位表示されやすくなるかもしれませんが、長期的な利益を考えれば「2つ目のブログに掛ける手間」そのものが無駄になると思います。
極論すれば自演リンクはそれ自体にリスクがありますし、労力の分散はコンテンツの質の低下を招きます。
そしてそれによって、
「長期的に獲得できるリンクの数」
も減少する可能性があると言えるわけです。
つまり、Googleが公式サイトでも述べている以下の事を意識すべきである、という事です。
他のサイトから自分のサイトへの高品質で関連性の高いリンクを作成してもらう最善の方法は、インターネット コミュニティで自然に人気を獲得する、関連性の高い独自のコンテンツを作成することです。
良質なコンテンツを作成すると、それが利益につながります。
リンクは編集者による人気投票のようなもので、役立つコンテンツの数が多いほど、誰かがそのコンテンツが自分のサイトのユーザーにとって役立つことに気付き、リンクを作成してもらえる可能性が高くなります。
したがって、私としては集客の為のブログを構築するよりも、
「質の高いコンテンツを作成する事」
に集中した方が良いと思いますし、結果的にその方が
・コンテンツ
・リンク
の両面から効率的にブログの評価を高められるのではないかと考えています。
結局は上位表示なんて色々言っても単純な話で、
「ユーザーにとって役に立つコンテンツを提供する事」
が全てですし、それこそが“究極のSEO対策”になると私は思います。
確かにブログを複数作ってリンク数を増加させるのも良いかもしれませんが、長期的な利益を求めるのなら、費やすべき時間と労力を別のところに注ぎ込んだ方が更に効率的だと思うわけです。
というわけで以上、
「ネット集客で“ブログを2つ作る”事の効果とその必要性」
と題して私なりの見解などをお話させて頂きました。
巷にはSEO対策の方法として本当に色々な知識やテクニックが溢れ返っていますが、結局はGoogleの理念に従って“ユーザーにとって役に立つコンテンツを提供する事”こそが重要だという事です。