無料レポートスタンドの基本的な「仕組み」とその「目的」。

Keiです。

今回は、“無料レポートスタンド”について、その基本的な仕組みと目的について解説したいと思います。

もしあなたが、

・無料レポートスタンドとはそもそも何なのか
・どのレポートスタンドを使えば良いのか
・そもそも何故「無料」でレポートを配布するのか

について興味がある場合は、是非参考にして頂ければと思います。

無料レポートスタンドの基本的な仕組み

そもそも“無料レポート”とは何かと言うと、その名の通り

「無料で配布されているレポート(電子書籍)」

の事を意味します。

無料レポート自体の“内容”には特に決まりは無く、

・アフィリエイトで稼ぐ方法
・幸せになる方法
・ダイエットして痩せる方法
・成功者のマインドセットを身に付ける方法

など、非常に多彩な内容のものが文字通り“無料”で配布されています。

無料レポートの形式(テキスト、動画、音声等)にも同様に決まりはありませんが、基本的には“PDF形式”で配布され、動画や音声の形式で提供される際には、PDFファイルの中で「動画を提供するサイト」などへの案内がされています。

何故ほとんどの場合“PDFファイル”の形式で配布されるのかと言うと、

・読み手のPC環境等に左右されない
・無料ソフトさえあれば誰でも閲覧できる
・作り手の意図した通りの形で情報を伝える事ができる

といったメリットが存在するからです。

要するに、PDFファイルは“知識やノウハウを伝える”という無料レポートの目的を達成するのに適した形式だという事ですね。

無料レポートに関してはこれぐらいにしておいて、次は“無料レポートスタンド”について。

無料レポートスタンドは、

「無料レポートの配信に特化したウェブサイト」

の事を指します。

例えば代表的な無料レポートスタンドとしては、

メルぞう:
http://mailzou.com/

Xam(ザム):
http://xam.jp/

スゴワザ!:
http://www.sugowaza.jp/

info-zero(インフォゼロ):
https://info-zero.jp/

無料レポート.net:
http://mrrp.net/

などが挙げられます。

「どの無料レポートスタンドを使えば良いのか?」

については、正直“メルぞう”と“インフォゼロ”だけで十分だと私は思います。

実際にそれぞれのサイトにアクセスして頂ければ分かるかと思いますが、例えばメルぞうのホームページであれば以下のようになっていて、カテゴリ別に様々な無料レポートがダウンロードできるようになっています。


“無料のレポート”と聞くと、馴染みのない人からすれば

「無料だから大した事無い情報が提供されている」

といったイメージを持たれるかもしれませんが、ものによってはそれこそ“有料”で販売されていても全くおかしくないような質の高いレポートも多数配布されています。

例えば上記メルぞうで紹介されている「e-Book大賞 受賞作品」として、

・【Walk in the Affiliate】大容量かつシンプルなインターネットビジネス初心者の道標!オリジナルの図説で分かりやすいアフィリエイトで稼ぐための手法を詰め込んだ総再生時間1000分超の超優良レポート NOMADIC WOOD

・【Funny Education】2000万円をネットビジネスで稼ぎ出した思考・知識・スキルの集大成。自分の力でお金を生み出せる本物の人間を養成する動画講義を1000分超の圧倒的ボリュームで提供(初心者必須マニュアル+特典付き)【ピオリム】

・【logic Creator(ロジッククリエイター)】YouTubeアフィリエイトでたった1チャンネルだけで月収30万円以上を稼ぎだす最新ノウハウを動画60本超&解説テキストで公開!アドセンス報酬を爆発させる秘密のネタの特典付き【トモヒロ】

などといったタイトルのレポートが配布されていますが(2017年時点)、こういったレポートも全て“無料”で入手する事ができるわけです。

いずれも「総再生時間1000分」「動画60本」など、そのボリュームの凄さがタイトルだけからも伝わってくるのではないでしょうか。

無料レポートは何故「無料」なのか?

さて、この時点で大半の人が疑問に思う事の1つに、

「なんでそんなに気合を入れて作ったレポートを“無料”で配布するのか」

といった点があるのではないかと思います。

それだけ凄まじいボリュームのレポートを作成するのなら、それこそ無料で配布せず有料の“情報商材”として販売した方が良いんじゃないか、といった疑問ですね。

1000分(約16時間30分)もの動画を撮影するのは相当に時間も労力もかかりますし、そもそも簡単なテキスト形式のレポートを作成するのですら結構大変です。

よって、正直それだけ時間と労力をかけたレポートを無料で配布するのは割に合わないのではないか、と思えるかもしれません。

・・・が、当然ながらそこには“無料で配布する理由”が存在します。

簡単にその“目的”を挙げれば、以下の通りです。

1. 集客(リスト収集)
2. 教育(信頼関係の構築)

1:集客(リスト収集)

無料レポートを配布する1つ目の目的は“集客(リスト収集)”です。

無料レポートスタンドでレポートをダウンロードする際には、自分の使用するメールアドレスを入力する必要があります。

例えば“メルぞう”であれば、無料レポートのダウンロードページは以下のようになっています。


また、e-Book(無料レポート)の請求方法としてこのような注意書きがあります。

◆ e-Bookの請求方法

『メルぞう』は、メルマガ文化、e-Book文化を盛り上げようという趣旨に賛同いただいているメルマガ発行者の皆様のご協力により運営しております。

e-Bookは、提供者のメルマガと協賛メルマガ2つをご購読いただくことにより無料で入手できます。(自動登録、もしくは発行者様よりメルマガ代理登録されます。)

また、公式メルマガ『メルぞう通信』(送信元:[email protected])にも登録させて頂き、最新情報等を随時メールでお知らせします。(インフォマグのメルマガの場合は、インフォマグの公式メルマガにも登録されます。)

※これらのメルマガには、広告宣伝メールが含まれます。

下記の協賛メルマガより、2つのメルマガを選択して、メールアドレスを入力して「e-Bookをダウンロードする」ボタンを押して下さい。

ちょっと分かりにくい点もあるかもしれませんが、つまりは無料レポートをダウンロードする事により、

・協賛メルマガ2つに登録される
・メルぞうの公式メルマガに登録される
・無料レポート提供者のメルマガに登録される

という事です。

この仕組みによって無料レポートの作成者は自分のレポートがダウンロードされる度に“メールアドレス”を入手する事ができ、そのメールアドレスを自身のメールマガジンに登録する事により、そのメールマガジンの中で商品を販売したり、アフィリエイトしたりする事ができるわけです。

簡単に箇条書きにすると、以下の流れでレポートの作成者は無料レポートスタンドを活用していく形になります。

1. 無料レポートを作成する
2. 無料レポートを無料レポートスタンドに登録する
3. 登録した無料レポートがダウンロードされる
4. レポートのダウンロード1件につき、リスト(メールアドレス)が1件手に入る
5. リストを自身のメルマガに登録し、その中で収益化する

「無料レポートの作成に気合を入れる理由」というのもこの辺りにあって、要するに内容的に“ショボい”レポートだとダウンロード数が大して伸びませんので、多くの人が魅力を感じるレポートを作成する事で、ダウンロード数(=リスト数)をなるべく多く増やしたいという考えがあります。

また、質の高いレポートを作成すれば他の人に自分のレポートを紹介をしてもらう事によってもダウンロード数が伸ばす事ができますので、そういった点から見ても“頑張って作れば作っただけ”多くのリストを獲得できる可能性を引き上げられるわけです。

無料レポートによって多数のリストを獲得する事ができれば、

「無料レポートを有料で販売するよりも多くの利益を獲得できる可能性がある」

という理由から、わざわざ大ボリュームのレポートを作成して“無料”で配布するのだという事です。

2:教育(信頼関係の構築)

無料レポートを配布する2つ目の目的は、“教育(信頼関係の構築)”にあります。

無料レポートを通じて価値のある情報を提供し、それによって

「この人は凄いノウハウを持っている」
「この人って凄い人なんじゃないか?」
「この人は他にどんな情報を発信しているんだろう?」

と読み手に思ってもらう事。

そして“この人は凄い人だ”と印象付ける事によって、無料レポートによって取得したリストの“価値”を高める事を目的としています。

もちろん無料レポートによる信頼関係の構築は、質の高いレポートによってのみ成り立つものであるという事は言うまでもありません。

例えば無料レポートを活用した戦略の1つとして、“質の高いレポート”を作成するのではなく、“質の低いレポート”を量産するという方法があります。

要するに適当なレポートに大げさなタイトルと大げさな説明文を付けて、内容を無視した“ガワ”だけの力でダウンロード数を増やそうとする戦略です。

無料レポートはダウンロード前に中身を確認する事ができませんので、その事を利用(悪用?)した方法ですね。

確かにこういった方法によってリストを収集する事も不可能では無いのですが、この方法は“信頼関係の構築”という観点から見れば完全に悪手だという事があなたにも想像できると思います。

リスト数自体は確かに増やす事ができるかもしれませんが、当然ながら質の低いレポートを読んだ人に

「この人は凄いノウハウを持っている」
「この人って凄い人なんじゃないか?」
「この人は他にどんな情報を発信しているんだろう?」

と思ってもらう事は到底不可能です。

いくらリスト“だけ”を多く集められたとしても、そのリストに対してメールを送信した時の“反応率の差”は、質の高いレポートを配布した時と比較して決して無視できないものになります。

したがって、無料レポートを配布して“教育(信頼関係の構築)”という目的を達成する為には、

「質の高いレポートを作成する」

という事に全力を注ぐ必要あるのだという事は認識しておいてください。

無料レポートによって信頼関係を構築する事ができれば、その後のメルマガの精読率(メルマガを集中して読んでくれる人の割合)を引き上げ、効率的に収益化していく事ができます。

「価値のある情報を提供する事で信頼関係を構築し、それによってその後の収益化をより効率化する事」

こそが、2つ目の目的であるという事です。

無料レポートスタンドの基本的な機能

無料レポートスタンドでレポートを配布する目的としては先に挙げた通り、

1. 集客(リスト収集)
2. 教育(信頼関係の構築)

の2つがあるわけですが、一般的には無料レポートスタンドの役割の認識としては、

「集客(リスト収集)」

の方に特に重点が置かれている傾向があります。

実際、無料レポートスタンドにはリスト(メールアドレス)を集める為の基本的な仕組みがいくつも用意されています。

無料レポートスタンドにおけるリスト収集の方法として、代表的なものを挙げると以下の通りです。

1. 無料レポートのダウンロード
2. 無料レポートの紹介
3. メルマガ広告

“ダウンロード”は先にもご説明した通り。

作成したレポートを無料レポートスタンドに登録し、そこからレポートがダウンロードされる毎にリストが1件獲得できる、という仕組みです。

“紹介”は、

「他の人のレポートを紹介する事でリストを獲得できる仕組み」

です。

例えばメルぞうであれば、このような機能が用意されています。


つまりは簡単に言えば、メルぞうに登録されているレポートを紹介し、そこからレポートがダウンロードされればリストを獲得する事ができるわけです。

この“紹介”を効果的に活用できるかどうかは、

「いかに魅力的な無料レポートを紹介するか」

に懸かってきます。

言うまでもない事かもしれませんが、内容の薄いゴミのようなレポートを紹介すると間違いなく読み手からの信頼が失われる結果になりますので、

「この無料レポートは役に立つ」

と思ってもらえるようなレポートを紹介する必要があるわけです。

見込み客(サイトの訪問者やメルマガ読者など)の知りたい情報を的確に“無料レポートの紹介”によって解決する事ができれば、

「この人の紹介してくれる情報は役に立つ」

と思ってもらえますので、更に“別の無料レポートの紹介”にも繋げていく事も可能になります。

3つ目の“メルマガ広告”は、

「無料レポートスタンドの公式メルマガ内で無料レポートを紹介してもらう」

という方法です。

例えば“メルぞう”であれば先にも解説した通り、無料レポートをダウンロードすれば“メルぞうの公式メルマガ”にもメールアドレスが登録される事になります。

公式メルマガ『メルぞう通信』(送信元:[email protected])にも登録させて頂き

という箇所ですね。

したがって無料レポートスタンドの公式メルマガは基本的にその読者数も極めて多く、そのメルマガの中でレポートを紹介してもらう事ができればリストも効率的に収集できる可能性があります。

ただしこの方法はその他の方法と比較して“費用”が掛かります。

具体的には、メルぞうならこんな感じです。


メルマガ広告の活用は確かに「無料レポートスタンドでリスト数を増やす」という意味では極めて効率的かつ効果的な方法ではありますが、その分“お金”が掛かるというデメリットが存在します。

したがって、一応は

1. 無料レポートのダウンロード
2. 無料レポートの紹介
3. メルマガ広告

といった方法が存在するものの、ネットビジネス初心者の場合はほとんど「ダウンロード」と「紹介」によってリストを獲得していく事になると思います。

総括

というわけで以上、“無料レポートスタンドの基本的な仕組み”とその“目的”について、簡単ではありますが解説させて頂きました。

無料レポートはリスト(メールアドレス)を収集する代表的な方法の1つですので、あなたも聞いた事がある話もあったのではないかと思いますが、改めて重要なポイントを強調しておくと、

「質の高いレポートを作成する」

という事こそが、無料レポートスタンドを活用する上で最も重視すべきポイントになります。

実のところ私自身、過去に質の低いレポートを量産する事によってリストを集めた事があります。

具体的には合計で50本以上のレポートを作成し、1000件ちょっとのリストを収集しました。

最終的には相当な時間と労力を掛ける事になったわけですが、その結果入手したリストの反応率は良くて「1%」という惨憺たるものでした。

つまり、取得した1000件以上のリストにメールを投げて、貼ったURLがクリックされる数は良くて「10程度」だったという事です。

それだけのリストを収集するのには相当な手間を掛けたにも関わらず、残念ながら全く稼ぐ事ができなかった事を覚えています。

ちなみに言っておきますが、

「価値の高いレポートを登録すればリストを簡単に増やせます!」

みたいに言っている人も見かけますが、無料レポートはそんなに単純なものではありません。

元々知名度の高い人ならダウンロード数も多くなるでしょうが、ネットビジネス初心者が作成したレポートが大当たりする確率は“極めて低い”です。

酷ければダウンロード数が“ゼロ”の場合もありますし、ダウンロード数が1桁の場合なんかも普通にあり得ます。

(運が良ければ数百程度のリストを獲得できる場合もあります)

ですので、ここまで解説してきてなんですが、私としては

「初心者が無料レポートスタンドをリスト収集(見込み客集め)に活用するのはお勧めしない」

という事は予め言っておきます。

そして、

「効率的に無料レポートスタンドを活用しようと思うのなら、ある程度の“費用”を掛ける必要がある」

というのが私の今の考えです。

その辺りの詳しい話についてはこちらの記事で解説していますので、興味があれば参考にしてください。

>アフィリエイトにおける無料レポートスタンドの効果的な使い方。

お勧めコンテンツ

>Keiの「稼ぐ」コンテンツ一覧

>Keiの「学ぶ」コンテンツ一覧