Keiです。
今回は、
「検索キーワードの“検索意図”を特定する方法」
について解説したいと思います。
“検索意図”と言うと聞き慣れない言葉かと思いますが、要するにGoogleなどの検索エンジンで検索する際に入力される各キーワードについて、
「そのキーワードで検索した人がどんな情報を求めているのか」
を特定する方法です。
前もって検索意図を明確にした上で記事を作成するのとしないのとでは、当然ながらブログの“滞在時間”には大きな差が表れてきます。
同じキーワードを選んで作成した記事であっても、その内容によってはそれを読んだ人が
「この情報が知りたかったんだよ!」
と満足する事もあれば、
「なんか知りたかった情報と関係ない事が書いてある・・・」
と不満に思う事もあります。
当然ながら、役に立つ情報が載っていれば当然その記事は最後までジックリと読まれるでしょうし、役に立たない情報であれば記事の途中であってもページを離脱(戻るボタンなどで戻る)される事になります。
したがって、ブログ記事が“ユーザーにとって役に立つコンテンツになっているかどうか”は、ある程度はページの滞在時間によって判断する事ができるわけです。
現在主流の検索エンジンであるGoogleがコンテンツ提供者に求めているのは、まさしくそんな「ユーザーの役に立つコンテンツ」に他なりません。
よって、検索意図を明確に捉えた上で作成された記事(コンテンツ)は必然的に上位表示されますし、そうでない記事はいつまで経っても上位表示されない、という事が起こり得るわけです。
というわけで、そんな検索意図の重要性について認識して頂いた上で、
「どのようにして検索意図を特定するか」
について具体的に見ていきましょう。
キーワードの「検索意図」を特定する方法
それでは、実際に具体例から解説していきたいと思います。
例えば、何となくたった今頭に思い浮かんだ「薄毛」というキーワード。
これをGoogleの検索窓に入力すると、次のような関連キーワードが表示されます。
例えばこれらの内、「薄毛 原因」というキーワードなら「薄毛になる原因に関する情報を知りたいと思っている」と分かりますし、「薄毛 サプリ」や「薄毛 薬」であれば、「薄毛に効くサプリメントや薬を知りたいと思っている」と推測する事ができます。
実際にキーワードを元に記事を作成する際にはこのように、
「検索した人がどんな情報を知りたいと思っているのか」
を意識する必要があるわけですね。
ただ、ちょっとここで質問してみたいんですが、この「薄毛」というキーワードで検索する人、“男性”と“女性”だったらどちらが多いと思いますか?
・・・
この質問は割と簡単に答えられると思います。
何故なら、先ほどのキーワードの中に「薄毛 女性」というものがあるからです。
わざわざ“女性”って追加で入力する人が多く存在するわけですから、基本的には薄毛で悩んでいるのは男性だろうと推測する事ができます。
(余談ですが、「脱毛」だったら逆に女性の方が多くなります)
ただ、今説明したキーワードの場合は運良く“何となく”で
・どんな人をターゲットにすれば良いか
・どんなコンテンツ(記事)を作成すれば良いか
が分かりましたが、必ずしも全てのキーワードについて都合よく“どんなコンテンツを作成すれば良いか”が推測できるわけではありません。
あまり例えとしては良くありませんが、「ダイエット 食事 コンビニ」というキーワードだったらどうでしょうか。
「ダイエット 食事」だけであれば“ダイエットに効果的な食事方法を知りたいと思っている”と考えられますが、“コンビニ”って何でしょう。
コンビニに売ってある食品でダイエットに効果的な物を求めている?
ダイエットに対してコンビニの食事が与える悪影響について知りたいと思っている?
それとも・・・
何となく検索意図が想像できるようなできないような、微妙な感じがするキーワードだと思います。
検索意図の「答え」はユーザーが教えてくれる
このような、
「検索意図がよく分からないキーワード」
に遭遇した時に最も重要な考え方が、
「答えは全て“ユーザー”が教えてくれる」
というものです。
要するに身も蓋もない言い方をすれば、“検索意図なんて実際に検索すれば分かる”という事です。
実際に先の「ダイエット 食事 コンビニ」で検索してみると、上位10記事は以下のような記事タイトルになっていました。
・コンビニダイエットが凄い!低カロリー食材おすすめ20選!
・【4ヶ月で8kgダイエットした人が選ぶ】コンビニで買えるダイエットに役立つ食品トップ10
・【コンビニで買える】食べてOK商品リスト/糖質制限ダイエット
・サラダチキンだけではない!?コンビニで買える「高タンパク低カロリー」食品10選+α
・「そりゃ痩せるよねー!」全部セブンイレブンで揃う”ずぼら”コンビニダイエットが凄い!
・コンビニで買えるダイエットに役立つ食事とは
・コンビニダイエットに成功したければ「弁当」は買うな
・ダイエット中のコンビニランチの選び方3原則!
・セブンイレブンをダイエットに有効活用!具体的なメニューを紹介
・ダイエット中の食事管理がコンビニで叶う!おすすめ食品まとめ
“検索結果の上位に表示される”という事はすなわち、
「滞在時間が長い=ユーザーに役立つコンテンツが提供されている」
という可能性が高い事を意味していますので、「ダイエット 食事 コンビニ」で検索してくる人は、上記の記事タイトルからも分かる通り
・コンビニダイエット
・コンビニで買えるダイエットに役立つ(低カロリー)食品
・ダイエット中にコンビニで買ってはいけない食品
などについて知りたいと思っているだろうと考えられます。
更に実際にそれぞれの記事の内容まで詳しく確認すれば、
「具体的にどんな内容(コンテンツ)が求められているのか」
についてより明確にリサーチしていく事も可能ですし、その内容を新たな“記事ネタ”へと繋げていく事もできます。
高確率で上位表示されるブログ記事(コンテンツ)の作成法
結局のところ検索結果に従えば、それぞれの検索キーワードについて
「どんな情報を読み手が求めているか」
を明確に理解する事ができますので、それによって必然的に
「どんな記事を書けば上位表示される可能性が高くなるか」
についても知る事ができます。
つまりは極端な話、
「既に上位表示されている全ての記事の情報を含み、かつそれら全てをより詳しく分かりやすく書いた記事」
を作成すれば良いという事です。
先のコンビニの例を挙げれば、上位表示されている記事を参考にしつつ、
・コンビニの食品の糖質などの成分表示に気を付ける
・コンビニで販売されている糖質の少ない食品の例を全て挙げる
・高タンパク・低カロリーの食品の例を全て挙げる
・糖質の少ないお酒は飲んでも大丈夫な事を伝える
・コンビニダイエットの成功のポイントを全て挙げる
・コンビニで揃うダイエットメニューの例を挙げる
・ダイエット時の食生活のポイントを挙げる
・コンビニ弁当などコンビニ食品の問題点などを挙げる
・・・
といった事項を網羅した上で、それらの内容が元の記事の内容を上回っていれば、必然的に上位表示されるだろうと考えられます。
もちろん、元の記事をコピペするだけでは単なるパクリ記事(Googleの言う“無断複製されたコンテンツ”)にしかなりませんので、あくまでも“参考”にした上で自分なりの形に書き換えてアウトプットしていく必要があります。
参考:
>品質に関するガイドライン:無断複製されたコンテンツ
というわけで、全てのキーワードに対してこのような形で記事を作成していけば、極めて高い確率でネットビジネスで成功する事もできるでしょう。
コンテンツ作成時における「見込み客の視点」に対する意識
・・・しかし、これって実際やろうと思ったら物凄く大変ですし、1記事作成するだけでも恐ろしく時間がかかると思います。
ごく一部の人はこの話を聞いて「早速実践してみよう」と思うでしょうが、恐らく大半の人は
「え、そんな面倒な事やりたくない」
と心理的な抵抗感を覚えるのではないでしょうか。
少なくとも私は面倒だと思います(笑)
そこでもう1点、記事を作成する際に意識しておくポイントについてお伝えしておきます。
それは、
「見込み客の視点を意識する」
という事。
言い換えれば、
「記事には見込み客にとって必要な情報のみを書き、不要だと思われる情報は書かない」
という事です。
「どこまで情報を詳しく書けばいいか?」というのは、実際に記事を書いた経験がある人がよく抱く疑問の1つだと思います。
そういった場合に意識する必要があるのが、
・見込み客はどの程度の前提知識を持っているか
・見込み客はどんな情報を知りたがっているか
・見込み客はどんな事に興味があるか
といったポイントです。
コンビニダイエットについて全く知らない人に対しては“コンビニダイエットとは何か”といった基本的な定義から伝える必要があるかもしれませんが、既に詳しく知っている人に、いちいち言葉の定義を詳しく伝える必要はありません。
ですので、結局は上記の記事作成法を踏まえた上で、
「この情報は見込み客にとって必要かどうか」
を洞察していった方が、“見込み客にとって役に立つコンテンツ”を効率的に作成していく事ができるはずです。
要するに、上位表示の為だけに長々と不要な情報を伝えるのではなく、見込み客に必要な情報だけをピンポイントに選んで、適切にコンテンツを提供していく必要があるという事ですね。
キーワードで検索してきた人の“検索意図”を満たすのは確かに重要な事だと思いますが、その上で“見込み客(ターゲット)の検索意図”を同時に意識していく事が重要だという事です。
以上、「検索キーワードの“検索意図”を特定する方法」について説明させて頂きました。