Keiです。
今回は、
「WordPressのプラグインってそもそも何なの?」
「プラグインがどうして必要なの?」
というごく基本的な内容について解説したいと思います。
割とブログを運営している人の中には、
「ネットビジネスで稼ぐなら、レンタルサーバーを契約してWordPressをインストールしましょう!」
と言っている人も大勢いるように感じます。
そしてその上で、
「WordPressをインストールした後にはプラグインを導入しましょう!
これが必須プラグインですので、とりあえずこれを入れておけば大丈夫です!」
みたいな親切な情報を発信してくれている人もいるわけですが、そもそも初心者の中には、
・プラグインとは何なのか
・何故プラグインをインストールしなければならないのか
といった点が気になる人も多いんじゃないかと思います。
プラグインプラグインって当たり前のように言っている人も多いですが、これって別に常識的な言葉でも何でもありませんからね。
というわけで、今回はそんな基本的な点について触れてみます。
WordPressの「プラグイン」とは何か?
そもそも一般的な“プラグイン”とは何なのかを簡潔に説明すると、
「アプリケーションソフトウェアに新しい機能を追加するソフトウェア」
を意味します。
正確にはWikipediaでは以下のように解説されていますが、多分プログラムを書いた事が無い人にとっては意味不明だと思いますのでスルーしてください。
通常、コンピュータ上で動作するプログラムは、中心となるプログラムコードがサブルーチンを呼び出して処理を進める形で構成される。処理の基本の流れは同じでも、処理内容の詳細が異なるアプリケーションコードを作る場合には、いくつかのサブルーチンを入れ替える事により実現する。
例えば、「ビットマップ画像ファイルを読み込んで画面に表示をする」というアプリケーションの場合、ファイル読み込みのサブルーチンを差し替える事により、「PNGを読み込んで画面に表示をする」プログラムや「JPEGを読み込んで画面に表示をする」プログラムなどのバリエーションを作る事ができる。
多くのソフトウェアでは、この差し替え可能な部分のサブルーチンの呼出し手順は公開されておらず、アプリケーション・コードを開発した者だけが差し替え作業ができるようになっている。
しかし、上記の画像ファイルのフォーマットの例のように、必要とされる全てのサブルーチンを大元の開発者が用意できるとは限らない場合がしばしば発生する。このような場合、サブルーチンの呼び出し手順を規格化して公表し、さらにサブルーチンの差し替え方法を提供すれば、大元の開発者以外の者もアプリケーションの機能を変更できるようになる。
このように誰でも差し替え可能になっているアプリケーションコードの一部分を、プラグインと呼ぶ。
WordPressは無料の“ブログソフトウェア”ですから、普通にアプリケーションソフトウェアの一種なわけです。
だからWordPressプラグインって何だって言うと、
「WordPress(ブログ)に新しい機能を追加するソフトウェア」
という事になります。
ちなみに「plug-in」という英語は、「プラグに差し込む」という意味です。
ですので、イメージ的にはWordPressというソフトウェアにコンセントがいっぱいくっついていて、それに新しい機能(プラグ)を次々差し込む感じですね。
余談ですが、プラグインと似たような意味の言葉に“アドオン(add-on)”とか“アドイン(add-in)”というものもあります。
厳密には意味に違いがある・・・らしいですが、正直「拡張機能を追加するソフトウェア」という意味では全部同じですので、もし今後目にする機会があれば全部「プラグインみたいなもの」と覚えておけば良いと思います。
何故「プラグイン」が必要なのか?
プラグインの説明を聞いて、「なんで最初から必要な機能を全部持ってないの?」と思う人もいるかもしれません。
ただ少し考えれば、一人一人の要望に合わせて必要な機能を全部持たせるのは現実的ではない事が分かると思います。
特にWordPressは“ブログ”という曖昧なものですから、その利用方法も千差万別です。
単なる日記として活用する人もいるでしょうし、自分の作ったプログラムを公開する場所として使う人もいるでしょう。
自分でイラストを書いてアップロードする為に利用する人もいるでしょうし、自作動画を公開する為に利用する人もいるでしょう。
ですので、ある人が「WordPressにこんな機能が欲しい!」と思ったとしても、別の人は「そんな機能別に要らないんだけど・・・」と思う場合も当然あるわけです。
また、最初から必要な機能を全部入れてしまうと、それだけでソフトウェアの規模が大きくなり過ぎて動作が重く(遅く)なる可能性もありますし、そもそもそんな大規模なソフトウェアの保守・メンテナンスを誰がやるんだって話にもなってきます。
それならWordPressには“全員に必要な最低限の機能”を持たせて、
「後はそれぞれで必要な機能を勝手に追加してください」
と言っておいた方が、他の人が勝手に新しい機能を追加するソフトウェアを作ってくれますし、そのソフトウェアのメンテナンスも勝手にやってくれるから便利なわけです。
更には個々人に合わせて必要な機能“だけ”を追加していった方がソフトウェア全体の規模も小さく抑えられて、動作も軽くなります。
実際のところ、WordPressは別にプラグインを一切追加しなくても普通に利用する事ができますので、面倒ならプラグインなんて何もインストールする必要はありません。
ただ、ブログの用途に合わせたプラグインを追加する事によって、
・ブログの表示速度を早める事ができる ・ブログの見栄えを良くする事ができる ・訪問者にとって利用しやすいブログを構築する事ができる ・ブログ運営(記事作成等)の作業効率を高める事ができる ・検索エンジンに評価されやすくいブログを構築する事ができる |
などのメリットが得られる可能性がありますので、そういう意味でプラグインをインストールした方が利益が得られる場合も多いです。
だからこそ、色々な人がブログで
「必須プラグイン○○選!」
「ブログ運営者がインストールしておくべき○○個のプラグイン」
など様々な情報を発信してくれているわけですね。
ただ、これらの情報を鵜呑みにするのも問題で、プラグインをインストールする際にはまず最初に“ブログの運営目的”を意識する事が重要になってきます。
先ほどにも述べたように、使いもしないプラグインをインストールしたところでそれは何の役にも立ちませんし、むしろブログの動作が遅くなるだけの可能性もあります。
ですので、プラグインを追加する時にはどんな機能なのかも理解せずにただ単にインストールするのではなく、
「このプラグインはこんな機能を持っている。だから自分のブログには必要だ」
とあらかじめ認識した上でインストールする事を基本的にはお勧めします。
と言ってもプラグインのインストールにそんなに時間を掛けすぎるのもアレなので、「必須プラグイン」を紹介している人があなたが目指すブログを運営している時には、その人をそのまま真似するのも良いと思います。
以上、WordPressプラグインの概要と、その必要性について簡単に解説させて頂きました。